自閉っ子・アスペっ子に「空気の読み方」をどう教えるか?(後編)|アンダンテ西荻教育研究所・アンダンテプリモ

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自閉っ子・アスペっ子に「空気の読み方」をどう教えるか?(後編)

前回の続きです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・

日本で生きていく自閉っ子・アスペっ子が身につけるべきことはなんだろう?

そう思ったとき、彼らの何気ない会話が耳に飛び込んできました。

「ねぇ、『KY』って知ってる?」「知ってるよ。『空気読めない』の省略形でしょ」

そんなやり取りをしている彼らは、きっといろんな場面で「KY」なことをしてしまっている。

教えてあげなきゃいけないことは、まさにそれだなぁ・・・と思いました。

とはいえ、「空気の読み方」なんて、どう教えましょう?

これまで、彼らとはいろんなプログラムをやってきました。

「言葉の裏の意味を読み取る」
「ひとつの言葉が、場面によっていろいろな意味合いの変化すること考える」
「写真を見て、表情や場面からその人のいまの気持ちを想像してみる」
などなど。

では、空気。

無色透明な存在を、「色」で表すのが、彼らにはわかりやすいかなと考えました。

赤・青・黄・緑・ピンク・グレー・黒の7色に絞り、
たとえば赤は、(+)元気、情熱 (-)怒り、情熱
黄色は、(+)明るい、希望 (-)ふざけた、無責任

といったぐあいに、よく言われる色の意味・イメージを伝えてから
その色がよく使われる場所や職業を考えてみる。

そして関連した活動をいろいろ。
たとえばカードを引いて、そこに書いてあるセリフを読み
演者が何色で言ったかを、みんなで当ててみるというゲームは、
もっとも盛り上がった活動のひとつ。
読み取るのもおもしろいけど、
自分が意図した気持ちとは違って伝わってしまう場合があることにも気づいたようです。

私が「ピンク」(やさしい)の感じで言ったつもりの
「なんで?」
というセリフも
子どもたちから「ていうか、先生・・・それ紫ってかんじ」と突っ込まれましたが。
(そんなに色っぽかった?(笑))

「もっとやりたい!」という子どもたちのアンコールを受けて
空気の色を合わせて会話を続けたり、空気の色を変えてみたりと、
応用編に挑戦しているところです。

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昨日は、友人と美味しいものを食べに行き、今朝は10時半まで寝ました。

食欲と睡眠欲を満たし、多少はストレスとフラストレーションを解消したところで

エンジンをかけなおしたいと思います。

先週は、ほとんど原稿を進められなかったので、今週はなんとかしないと。

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