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もう一冊、紹介したい本があります。

学習支援シリーズ運動機能編の最後の記事に手をつけてはいるのですが、まだ書き終わっておらず、そうこうしているうちにまた、やらなきゃいけないことを山積みにして週末に突入しそうな予感がするので、忘れないうちにもう1冊、お勧めしたい本を紹介させていただきます。(本紹介の記事は、すぐ書けるので)

発達障害をもっと知る本―「生きにくさ」から「その人らしさ」に
価格:¥ 1,995(税込)
発売日:2007-10

↑アマゾンさん、なんで画像ないんでしょう? 白地にカタツムリの絵の入った表紙です。カタツムリ・・・・のんびり行こうよというメッセージでしょうか?

いまや「発達障害」本はあふれているので、手に取ったときは「もっと知る」というタイトルに苦笑いをしてしまったのですが、読んでいて、なるほど「もっと知る」かぁ~と腑に落ちました。

本書の著者は国立成育医療センターの宮尾益知先生。医師としての立場から、教育その他、多方面へのネットワーク作りに力を入れていらっしゃって、成育医療センターと都教委で協力して開かれている定例の勉強会には、都内の学校の先生方が多く参加されています。

この本の前半は、「発達」とはどういうことか?から始まり、いわゆる「発達障害」とは何か?を、もう一度おさらいするのにうってつけです。時代とともに情報があふれ、概念も変化し続けていくので、色々と混乱している部分もあるのですが、これを読んで私はだいぶ頭を整理しなおせた気がします。さらに、発達障害と併存しがちな障害や疾病についてもわかりやすく説明されているので、とても勉強になりました。

後半は、(ここが「もっと知る」と題するのにふさわしいのですが)、伝記や論文から明らかに発達障害を持っていたと思われる「偉人」たちの行動や考え方の特性について、かなり詳しく書かれていて、これはマニアックで面白いです。たとえばダーウィン、ルイス・キャロル、チャーチル・・・・。

まぁ、読んでみてください。

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