先生の職務知識として、ぜひ知っておいてほしい。｜アンダンテ西荻教育研究所・アンダンテプリモ

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先生の職務知識として、ぜひ知っておいてほしい。

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先生の職務知識として、ぜひ知っておいてほしい。

2008年01月18日　活動報告

先日うかがったある学校の校内研修で、「自閉症とかアスペルガーとかって、治るんですか？」という質問が出ました。

たぶん、当事者であるお子さんを学校に預けている親御さんがきいたら、ちょっぴりがっかりしてしまうかもしれませんが・・・・・いいんです。まだまだ特別支援教育元年。初めはみんな知らないのですから。興味を持って手を挙げてくださったことに感謝。今、ここで知っていただければ、それが第一歩です。

私はこう答えるようにしています。

「病気が薬や治療で“治る”というような意味では、治りません。その人はその特性や苦手さと一生涯付き合っていくことになります。でも、適切な療育や教育、周囲の理解、過ごしやすい環境などの条件がそろえば、十分日常生活や社会に適応していけるようになると思います。得意なことを伸ばし、苦手をカバーする手立てを身につけ、立派に社会人になっている人たちもいます」

このことは、自閉症に限らず、発達障害全般に言えることと思います。

だから、先生たちに理解していただきたいのです。

不適応や二次障害を避け、将来の可能性を広げるために、学校生活は大きな鍵を握っています。

今回は、若い先生がとても多かったので私もポンポン言いやすく、調子に乗ってさらに付け加えてしまいました。

「もう通常級の先生も『知りません』では済まない時代になってますよ。本屋さんに行けば、専門書でなくても、LDって何？　ADHDって何？　アスペルガーって何？ってわかりやすく書かれてる本が山積みになってますから、ぜひ勉強してくださいね。職務知識として」

てなわけで、お忙しい先生方にもすぐ読めそうで、わかりやすくて、かつ内容充実のシリーズ本をご紹介しておきます。「せめてこれだけは先生方に読んでおいてほしい。学校にそろえておいてほしい」と、切に思います。