親のせいというわけではないし、親のせいにしても始まらないし。|アンダンテ西荻教育研究所・アンダンテプリモ

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親のせいというわけではないし、親のせいにしても始まらないし。

年末年始のお休みは、実家で甥っ子(2歳)姪っ子(4歳)の子守に終始しました。

とにかくじっとしていることができない2人に、折り紙とはさみを与えて工作タイム。

ジョキジョキとやみくもに切込みを入れていくだけの甥っ子にくらべ

それなりに「ネコ」らしき作品を作っている姪っ子。

ピンクの胴体にオレンジの尻尾と脚3本をセロテープでつけた姪っ子は

4本目の脚を作ろうとして

「オレンジの紙が足りなくなっちゃった・・・」と、わめきはじめます。

私はすかさず、「はいはい、オレンジあるよ」と言って

甥っ子が切り刻んだオレンジの紙屑を拾い上げ

ジョキジョキ脚の形を切り抜いてやりました。

その瞬間、機嫌よく紙を切りまくっていた甥っ子が硬直し、そして

わなわなと震えはじめ、見開いた目からは涙をポロポロこぼしながら

「かに・・・・・!」

「かに?」 ハッとする私。もしや、この紙屑は・・・・

「かにぃ」・・・・ビエーンと泣き出す甥っ子。

これ、カニだったのね。

セロテープで修復した紙屑にしか見えない「カニ」を返して甥っ子をなだめ

「オレンジのかみ!」とわめく姪っ子には、同じ色がないので、

薄いオレンジの色紙を渡してごまかし、・・・・やれやれ、疲れます。

そんな二人をお風呂に入れるという「特命」も仰せつかりました。

久しぶりに会った私と遊んで、もう眠い時間のはずなのに

すっかりテンションが上がっている二人。

特に、甥っ子の方はあくびをしたり、目をこすったりと、やばい状況。

それでも、ぐずることなく頭も身体も洗って、

ドボンと湯船につけたまでは良かったのですが

バスタオルを持って出迎えたのがバァバ(母)で、

ママ(義妹)を呼んだつもりだった甥っ子、ギャーギャー大泣き。

はぁ~あ。

時は大晦日の夜。1年の疲れ、どっと出ます。

いや、甥っ子に泣かれたこと自体より、

そのとき母の口から思わず出た、「んも~・・・!」という非難がましい声。

それは明らかに、泣いている甥っ子ではなく、

甥っ子を泣かさず風呂から出せなかった私に向けられているように

感じてしまったのです。

私のせい? 私のせい? 私のせい? 

じゃあ、どうすればよかったのよ?

一人湯船に取り残された私の頭の中で、ぐるぐる回ります。

おねむの2歳児が泣くのは、どうしようもないことで、誰のせいでもないことは

もちろん母だって重々承知していたでしょうが。

これが毎日続くわけだから、はぁ、確かに子育てって大変なのね。。。

なんて思いつつ、でもやっぱり、客観的に考えると

この子たち(甥姪)の扱い、かなりラクだと私は感じたのです。

私が仕事で関わっている子どもたちと比較して、はるかに。

今更いうまでもありませんが

発達障害は、親の育て方のせいでなるものではありません。

もっと言えば、発達障害の子は、その生まれ持った特性ゆえ、

一定の「育てにくさ」を抱えています。

そのことは、きちんと認識しておく必要があると思います。

次回から少しずつ、掘り下げて書いていくつもりです。

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