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※注 「ルールを守らない子」って?

toshi先生より、前々回からの「ルールって何だ?」の記事にいただいたコメントについて、あらためてここで触れさせていただきます。というのは、そのご質問に答えてからの方が、私が書きたいことを、より正確にイメージしていただけると思うからです。

toshi先生のコメントを要約すると、(全文は当該記事のコメント欄をぜひご覧ください)

~『授業中、内容と全く関係のないことをしゃべり始める』というのは、『勝手にわめくので、ちゃんと発言している子の声が聞き取りにくい。』という類のことではなく、『今、学習していることとはずれる。』とか『担任の発問とはずれる。』ということなら、その発言は取り上げるべき。・・・・中略・・・・こんなことまでルール化してしまうのは、まずいのでは?~

というご質問&ご指摘でした。

えーっと、非常に説明が難しく、でも非常に大切だと思ったのですが

私のここで書こうとしている子どもたち、先生が「ルールを守らないので困る」と思ってしまう子どもたちは、こんな子たちのことです。

たとえば、国語の時間に「ごんと兵十の気持ち」を話し合っているときに「あのね、ぼくね、昨日おすし食べたんだー!」・・・と言ってしまうぐらいの「全く関係ない話」をしはじめます。(百歩譲っても「そういう意見もあるねぇ」と黒板のスミに書いてあげられない外れ方です。) なので、そんなことを言われた先生にしてみれば「ふざけないの!」「それぜんぜん関係ないでしょっ!」と言いたくなるし、言ってしまう・・・・。それも、一度ならず何度も、同じパターンにはまります。

このあたりで歯車が狂い始めます。先生の学級経営も、その子の人生も、大げさではなく。

あるいは、「これから算数の授業を始めます」とあいさつしたところで「ねーねー、今日お休みの子がいるから、給食のデザート、おかわりできる?」と言い出す子。

はたまた、先生が説明していたり他の子が発表していたり最中に、割り込んで自分の言いたいことを喋りまくる子。

いずれも、本人に悪意はない。

とすると、矛先は親、家庭に向きます。育て方が悪いのか? しつけができていないのか? ・・・これは、「ノー」なんです。(ただし、彼らは育てにくさやしつけの定着の難しさというリスクを抱えていはいます。)

それが「発達障害」のせいだというのなら、薬やトレーニングが必要なんじゃないのか?・・・場合によっては効果の出る部分もありますが、それはごく表層的なことで、根本的な解決にはならないと思います。

だから、正しい知識と理解をもって「なぜ?」を的確に考え、そこから支援の手がかりを探りたいのです。

今夜はこの辺で。

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