アンダンテでは、お子さまの学習内容や取り組みの様子について書かれた指導報告書を保護者様がアプリでご覧いただけるようになっています。
　指導報告書は、その日の授業の＜プログラム内容＞、＜ねらいと達成度＞、＜内容・取り組みの様子＞を記載しますが、保護者の皆さまは、どこをじっくり読んでいますか？　おそらく、お子さまがどんな問題をやったか、何を頑張ったかなどが書かれた＜内容・取り組みの様子＞に目が行きがちなのではないでしょうか。
　でも何を隠そう、最も大事なのは＜ねらいと達成度＞の部分です。ぜひここに注目してください。
その日のプログラムのねらいは、個別支援計画で立てた目標に到達するためのステップです。お渡ししている計画と矛盾はないでしょうか？　そして、ねらいの達成度は☆の数で示されています。「☆☆☆」（一人で十分できた）ならばほぼ習得できている、「☆☆」（先生とできた）は援助があればできるので定着まであと一息、「☆」（もう少し）は、未習得。同じねらいに対して☆が増えていけば順調です。もし「☆」が続くなら、課題や手立ての見直しが必要です。逆に、いつも「☆☆☆」ばかりなら、ステップアップを検討します。
良い指導報告書とは、コメントを長く細かく書くことではなく、しっかりとしたねらいを立てて評価軸を明確にし、お子さんの達成度を見極めながら支援の効果を振り返られている報告書です！　・・・とスタッフには再三言っているのですが、なかなかこれが難しいのです。
　そんなことを頭の片隅に置いて、保護者様には厳しくも温かい目で、じっくりチェックしていただければ幸いです。