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それでも、「子どものための支援」であるために~郡山市で支援員さんの研修のお仕事でした

6月4日に、郡山市の「特別支援教育補助員研修」の講師をさせていただきました。
自治体によって名称が異なると思いますが、文科省の名称では「特別支援教育支援員」というものにあたります。
学級の中で、支援の必要なお子さんの介助や学習上のサポートにつく役割の人です。
何年か前にこのブログで、この支援員さんの活用の仕方について言及したことがあり、けっこう反響がありました。
http://haruemon-andante.seesaa.net/article/403661877.html
支援方針の定まらない学級に配置されたり、支援や相談の体制が十分でない環境の中、大変な思いをしていらっしゃる支援員さんも少なくないようです。
郡山市は年に3回の専門の研修を実施しているということなので、まだましなのかもしれませんが、それでも学校に1人とか2人とかいう配置で、孤軍奮闘されている方がたくさんいらっしゃるだろうというのは想像に難くありません。
そんな立場で頑張っている支援員さんに、どんな内容の研修を用意したらよいか・・・なかなか悩みました。
そこで私が今回意識したことは
一つは、“目の前のこと”に追われるのではなく、お子さんの学習、成長を支えるアプローチを検討する視点を得てもらうこと。
もう一つは、同じ立場で仕事をしている人同士で情報や悩みを共有する機会にしてもらうこと。
「担任の先生との連携が大事ってわかってるけど、現実にはなかなか担任の先生とゆっくり話し合ったりする時間が取れないし、十分な情報提供もしてもらえてなかったりする」という声も聞かれましたが
それでも、支援員は子どもの学習を支えるために必要とされている重要な役割です。
「子どもの学習を支援するための」支援員さんとして、ぜひ持っていただきたい視点をレクチャーに盛り込み、グループディスカッションでは、支援のアプローチを検討するプロセスを体感してもらいたいと考えました。
短い時間でしたので、十分消化しきれなかったかもしれませんが
研修の事前と事後に書いていただいたコメントには、「何か」を先生方が感じ取ってくださったことがうかがえます。
こちら研修参加者の事前のコメント
↓↓↓「あなたの仕事・役割は、ひと言でいうと何でしょう?」という質問に対して
__ 1.JPG
こちらは事後のコメント
↓↓↓「あなたは今日の研修を受けて、明日からの仕事をどんなふうにしていきたいですか?」
__ 2.JPG
今後のより良い支援につなげていただければ嬉しいです。

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