書籍紹介『発達障害 うちの子、将来どーなるのっ!?』 ~将来を見据えて、いま何が必要か。。。|アンダンテ西荻教育研究所・アンダンテプリモ

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書籍紹介『発達障害 うちの子、将来どーなるのっ!?』 ~将来を見据えて、いま何が必要か。。。

今日は、本(マンガ)の紹介です。
『発達障害 うちの子、将来どーなるのっ!?』(かなしろにゃんこ。 講談社)
発達障害のお子さんとそのご家族にとって、義務教育を卒業した後、つまり高校、大学、就労といった“将来”への不安は、人一倍大きいものでしょう。
そこんとこ、実際どうなの?!という疑問をもった著者(ADHDの息子さんを持つお母さん)が、現場を取材し、まとめたマンガです。
本書に紹介されているような、支援の受けられる高等教育機関や就労サポートは、まだまだスタンダードとは言えず、ほんとに先駆的な事例ですが、それでも、さまざまな将来の選択肢のイメージが持てるのではないでしょうか。
また、「自立」や「就労」という長い目で見た時、さかのぼって学齢期に何が大切なのか、改めて考えさせられます。
個人的には、本書の「就職の準備」のくだりの記述に、大きくうなずくところがありました。
「就職の準備」とは
・「働きたい」という意欲がある
・自分の特性を把握している(できることが分かっている/苦手なことを伝えられる)
・最低限の社会スキルの獲得
であって、これらができていてはじめて、就労のサポートが可能になるのだというのです。
ともすれば学校という場は、一律なやり方を求められ、一律な基準で評価されがちですが、それに合わない特性を持つ子にとっては、否定される場面が多分に増えます。
たとえば、漢字のトメハネや書き順なんてことは、重箱の隅を楊枝でほじくるような話なのですが、それをきちんとすることが困難な子にとっては、そこを注意されたり、できていないと評価されるばかりでは、とうていやる気や自己肯定感など低下する一方です。
隅っこをほじくる楊枝が、ともすれば、意欲や、自立して生き生きと暮らす将来像を引き裂くナイフになりかねない。。。
学校での支援を語るとき、「教師の困りではなく、当人の困りの解消を」とは、すでに言い古された感がありますが、
もっと根本的なところで、学校という場は、知識を享受しその量を図る場から、学ぶ力、生きる力を育む場、具体的にいえば、その子の学ぶ意欲を引き出しその子の特性にあった学び方を保障できる場に転換していかなければと、切に思うのです。。。
と、少々重苦しい話になりましたが、
本書の内容自体は、とても読みやすく分かりやすいものです。


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