節目。そして「遊び」のこと。|アンダンテ西荻教育研究所・アンダンテプリモ

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節目。そして「遊び」のこと。

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子育てにはいくつかの節目があると言いますが、
息子を産んで、育てて、2年5か月。
なんだか、さいきん、「ひと山越えた」感を覚えています。
いつからか、息子に鼻先を寄せてクンクンしても、あのなんとも言えない、甘~い「赤ちゃんのにおい」が全くしなくなりました。
ああ、さびしい。うちには、“赤ちゃん”がいなくなっちゃったんだ。。。
一方で、先日、風邪で頭痛がひどくて「ママ、頭が痛い痛いなの」と言ったら、
息子がさっと寄ってきて、私の頭をなでながら「ママ、ねんねしてていいよー」と言うのです。
横になっている私の傍で、ブロックやミニカーを積んで遊んでいる息子を眺めながら
嬉しさと同時に、さびしさも。「いっちょまえになっちゃって・・・」
なかなか体重が増えず、保健センターから度々お呼びがかかった新生児期。
4か月目で、文字通り「乳飲み子連れて」の仕事復帰。
保育園探しに奔走した日々。そして、
いわゆる“terrible twos(魔の二歳児)”と呼ばれる大変な時期も、どうやら抜けたようです。
もちろん、まだまだ子育ては果てしなく続くわけですが、
今なら、少し冷静に、客観的に、この2年半の自分の子育てを振り返ることができるような気がしています。
自分自身が子を持ったことで、視野が広がったのは間違いなく、仕事の幅も広がるでしょう。
でも逆に、やりにくさのようなものが生じたのも確かです。
人は自分の体験をもとに物事を考えますから、子どもを育てた経験のある人は、自分の子、自分の子育てという「基準」を持つことになります。
でも、私の仕事の場合、「うちの子はこうだった」「私はこういう風に育てた」という基準で子どもや親御さんに関わったり、助言をしたりするのは、違うと思うのです。それはド素人の仕事、おばちゃんの説教やママ友の情報交換レベルだと。プロである以上、この分野に関して何か言うにしろ、するにしろ、そこには根拠がなくてはなりません。
だからこそ、子どもの発達について勉強し直し頭を整理して、息子の成長のプロセスや、自分の子育てで心掛けたことなども、一度客観視し、きちんと一般論に落とし込む作業をしてみたくなっている今日この頃です。
そんなタイミングで出会った「おもちゃ・子育てアドバイザー養成講座」という2日間のセミナーを先日受講し、無事認定証をいただきました。
受講者は、産科医、小児科医、助産師、保育士など、普段参加する学会や研修ではあまり会うことのないような専門家の皆さんが全国から参加していて、パワーあふれるセミナーでした。
また、私が20代のころから関心を寄せていた、「遊び」「おもちゃ」「絵本」といったキーワードが、私自身の仕事と深い深い関連があることに気づき、今、ものすごい激しさで私の脳味噌の中で化学反応を起こしています。
そう、遊びの体験は学びの土台です。
遊びは、脳の発達を促し、母子の愛着関係を築き、達成感と意欲を育みます。
そのツールとして、(質の良い)おもちゃや絵本があります。
でも、電子ゲームをすることや、テレビ・ビデオを見ることは、そういう「遊び」とは異なります。
このテーマ、引き続き、少しずつ書いていきたいと思います。

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