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中学校で「苦手攻略大作戦」第2段やりました♪

12月2日に、愛知県東浦町立東浦中学校で、

1年生の生徒さんを対象に「苦手攻略大作戦」のお話をしてきました。

私にとって、中学校で生徒さんに話をするのは2回目なんですが、(⇒関連記事は こちら と こちら )

面白いもので、学校にも個性があって、全く同じ話をしても、微妙に反応が違うんですね。

壇上で話し始めてすぐ、いまいち食いつきが良くないなという感があり、

寝ている子がけっこういるのもよく見えて、すこ~し不安がよぎりましたが

クイズなどをはさみながら進めていくうちに、問いかけに応える声や、

うなずきながら聞く子、自分からメモを取り出す子も増えてきました。

喩えて言うなら、ガスコンロではなく木炭に火をつけるような感じで(笑)

なんとか最後には興味を引き付けられたかしら?

送っていただいた生徒さん達の「お礼状」にもそのことはよくあらわれていて

(「感想」ではなく「お礼状」であるっていうのがミソで、「ためになった」「たのしかった」「よくわかった」という社交辞令的多数コメントを除いた、言葉の端々から本音を読み取らなければいけないですね。こんどから、生徒さん用にも、率直な意見を聞きとれるようなアンケート用意しよう。。。)

私は最初まったくやる気がありませんでした。話聞くのもめんどくさいなぁ~って思っていました。だけれど話を聞くうちにもっと聞きたいな♪と思ってきました。すごく大切なお話をしてもらってありがとうございました。

正直、長くてつまんなそうだと思いましたが、話を聞いていたら、わかりやすく、クイズなどあり、楽しみながら出来て楽しかったです。

といったコメントに、ちょっと嬉しくなっています。

印象に残ったトピックとして一番多いのは「記憶」の話ですね。実際に、記憶力クイズをやってもらい、1回目にくらべて2回目は覚えられた数がぐんと増えるのを実感してもらい、それがなぜかという話や、人によって記憶方法が違うんだという話が、すごく生徒さんには「!」となるようです。漢字や単語を覚えるときも自分なりの工夫をしてみようとか、テスト直前に詰め込むようなやり方はよくないな、などそれぞれ思うようですね。それから、「ソーシャルスキル」が印象に残った生徒さんも多いようで、やっぱり初めて聞く言葉で新鮮なのだけど、でも実は自分たちの日常的なことだという驚き・面白さがあるのですね。

「自分を見つめ直すきっかけになった」とか、話を受けて自分の学習方法などの改善策を具体的に考えて書いてくれたもの、あるいは、先輩としてどう“教える”か、いじめはよくない。一人ひとりの個性を大切にしたい、というところまで踏み込んだ感想は、数としては前回と比べると少ないようでしたが、今回は1年生のみだということと、やはり「お礼状」という枠組みで書いたものだったかもしれませんね。

そしてなんといっても、「寒かった!」という声がたくさんあって、気の毒に思っています。

12月の冷え込んだ日に、冷蔵庫のような講堂で1時間余りの話を聞くのは、つらかったことでしょう。しかも生徒さんは私が話す時間以上に長い間座りっぱなしだったわけで・・・・、「休憩を入れてほしかった」という意見ももっともな言い分です。

「スライドが見にくかった」「よくわからんかった」という指摘もありました。

それから、私の言葉足らずで多少誤解をさせてしまった部分もあったようです。「短期記憶は平均7」と伝えたのが、「人は1日に7個のことしか覚えられない」と思った生徒さんや、ここで話す「運動」は、スポーツの話ではなく体を操作する脳のはたらきのことを「運動」と定義することを示すためのクイズが「食事が運動なんてびっくり!」と書いた生徒さんが結構多くいました。説明や提示の方法を見直さなければと反省しています。

でも

・この講演会を聞くまで「なんで自分にだけできないんだろう。わかんないんだろう」と思うことが何回もありました。でも今日「人はみんなそれぞれ」ということを深く聞くことができて、少し心の中に余裕ができました。

・前まで苦手を恥ずかしく思っていたけど、その苦手をカバーすればよいという話を聞いて少し安心しました。手先も不器用で運動神経も鈍くて、なんかいろいろ残念な人とか言われるけど、自分にちょっと自信が持てました。

・「運動」の話で、ぼくは少し不器用なのと、リコーダーやダンスなどが苦手なので元気づけられました。空気を読むのも苦手で、「適当」とか「臨機応変」などがよくわからないので、今日聞いた中で一番元気づけられました。今日聞いた話を少しずつ参考にしていきたいです。

・ぼくはあまり勉強方法がわからないけど、こういうことを聞くと、よく自分のことがわかりました。これからもこういう機会があったらもっともっと真剣に聞きたいです。

こういう感想をいただけたのは、とりあえず、この講演の最大の目標に届いてくれたのだと思います。生徒さん一人ひとりのこれからの学習や生活において、じわじわと「人は一人ひとり違う。脳も一人ひとり違う。だから、苦手があっても大丈夫。自分にあったやり方を見つけよう」というメッセージが、いきていきますように。

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で、折しも書籍『はるえ先生とドクターMの苦手攻略大作戦』は、おかげさまで、またまたまたまた増刷(第5刷)が決まりました。ありがとうございます!

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