こちらの記事、続きもの第３回目です。

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※こちらから絶妙なN700系の画像拝借しました。ありがとうございます。

新幹線２時間弱の旅も、後半戦。

ことばあそびで退屈を紛らわし始めた甥っ子の隣で、やれやれと目を閉じ、

・・・・１０分後。

♪　さらばぁ～　ちきゅうよぉ～　たびだぁ～つふねはぁ～

とうとう波動砲出ました。

満席の新幹線車内で甥っ子（６歳）、「宇宙戦艦ヤマト」を熱唱しはじめる！！！

「ちょっと、やめなさいよ！」と制する姪っ子を、制する私。

ここで過剰反応すると、調子づいてもっと音量が上がってしまうので、ここは、冷静に、冷静に。

小さく手拍子でリズムをとりながら、ひそひそ声で

「ちょ～っとボリューム下げようね～」

♪　う～ちゅうのかなた　イスカンダルへ

「も～ちょい小さくできるかな～」

♪　う～んめいせおいー　いま～　とび～たぁ～つぅ～

「あとちょっと」

♪　かなら～～ず　ここへ～～　かえぇ～～～ってくるとぉ～～～

「おっけー・・・声なしで歌えたら、いちばんいいんだけどな」

（♪　てをふる～　ひと～へ～　えがお～でこたぁ～え～～～～）

てな具合に、声を落として熱唱連続２回。しかも２回目は、彼が運動会で大役を果たした大太鼓の振り付き(^ ^;)

甥っ子もギリギリいっぱいなのですよね。自分で決めたこととはいえ、２時間弱、騒げない、あばれられない。・・・ならば、歌ってみるか、と。

「ねぇ、まだ着かないの～」

甥っ子、座席の上で体をくねらせます。　出たな、モゾモゾン。

「では、キミに使命を与えよう。　コレを一人で捨ててこられるかな？　ペットボトルの絵がかいてあるゴミ入れを見つけるんだよ。できる？」

「うん、できる！」

子犬のように喜んで、空ペットボトルをつかむと、デッキにかけていきました。

モゾモゾンが現れたら、「じっとしてなさい」ではなく、立ち歩く正当なきっかけを与えてあげるのがいちばんいいんですよね、ほんとは。（なかなかそうはいかない状況の方が多いけど）

当人も、動けてホッとしたのか、「トイレ、行ってくる！」「お菓子のゴミも、捨ててくる！」と、さらに座席とデッキを２往復。

そうこうしている間に、時計の針は進み、自ら荷物をまとめ始める甥姪たち。上着を着て、リュックを背負い、スタートゲートに入った競走馬さながらに、通路で足を蹴り鳴らしている甥っ子。

「なごや・・・なごや・・・・」

ぷしゅ～　到着！

周囲に「お騒がせして済みませんでした」と一礼して、下車。

よくがんばったね☆☆☆

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