ご質問をいただいたので、補足です。~SAって何のこと?|アンダンテ西荻教育研究所・アンダンテプリモ

お問い合わせ

電話番号

電話番号

ブログブログ
  • HOME
  • ブログ
  • ご質問をいただいたので、補足です。~SAって何のこと?

新しい記事

ご質問をいただいたので、補足です。~SAって何のこと?

ニューヨークの記憶が薄れないうちにと、せっせと記事を書いているつもりですが、なかなか進みませんね。。。

さて、前記事に「SAのワークショップって何ですか?」というご質問をいただきました。

すみません。以前に書いたからと、説明を端折ってしまいました。ここで補足しておきます。

ここ数年、私が度々ニューヨークを訪れているのは

the Schools Attuned (略してSAです)という教員研修プログラムに関心を持ったことが発端です。

このワークショップを提供しているのは、All Kinds of Minds というNPOですが、ニューヨーク市は93年から、教員研修の一つとしてこのプログラムを取り入れています。

“教員自身が、学びの仕組みを理解しないで生徒に教えるのは、

ドライバーが、車の仕組みを理解しないで運転するようなもの”

・・・・という、小児科医メル・レビーンが提唱する考え方を下地に

注意・記憶・順序・空間秩序・運動・言語・社会認識・高次思考という8つの学習に深く関連する脳の機能について学び、それぞれの機能に弱さを持つ子は学習上どんな場面で躓くか、また、そうならないために、その子の強みを生かした学び方を提案したり、弱みをカバーするような支援を考えたりできる教師をめざすワークショップです。

私自身も、このワークショップに特別に参加させてもらい、その時のレポートは

ベネッセのチャイルドリサーチネット(CRN)のオンラインマガジンに連載していただきましたので、詳しくはぜひこちらをご参考ください。

連載「教員のスキルアップで“落ちこぼれ”を救う」

で、基本的に私がNYCで取材しているのは、このワークショップで学んだことを実践に活かしている学校です。学校をあげて全面的に、というところもあれば、教師個人の取り組みとして、というところもありますが、

教育の分野では、ある取り組みの「成果」や「課題」は時間を追ってみないとわからない部分もあるため、継続的にウォッチングを続けています。

そして、これは私の考えですが、

授業をユニバーサルデザインするには、教師にこの“土台”が欠かせないと思っています。

たとえば、建物の構造をユニバーサルデザインするとき、人の移動や動作について理解していなければデザインできないのと同様、学びの仕組み(=脳の機能)を理解していなければ、その多様性に対応できるデザインは不可能。それをせずして「ユニバーサルデザイン」だというのは、作る側の勝手な思い込みであったり押し付けになりかねないからです。

もうひとつ、子ども自身に学びの仕組みを教えることも、メタ認知を育て、子ども自身が学ぶ力をつけるうえで重要です。

次回は、継続的に取材させてもらっているPS76(公立第76学校)での話を書くつもりですが、そのあたりの大切さと、それが日本で欠けていることを実感するエピソードになると思います。

以上、連載途中の補足説明でした。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

油断していたら、体重が2キロ近く増えていました。

緊急ダイエットが必要です。

↓↓↓

★この記事を面白いと思った方、当ブログを応援してくださる方は、

にほんブログ村 教育ブログへ本日も1クリックをよろしくお願いします。

【にほんブログ村 教育ブログ】へリンクし、人気ランキングの1票となります。

*当ブログ上の情報およびコンテンツの著作権は全て筆者に帰属します。
*トラックバックは歓迎♪(スパム防止のため承認制にしております。投稿後TBが反映されるまで少々お時間がかかりますのでご了承ください)

アーカイブ

アンダンテ西荻教育研究所・アンダンテプリモ