情報を、目から派にも、耳から派にも。~UDLを読んでみた。(3)|アンダンテ西荻教育研究所・アンダンテプリモ

お問い合わせ

電話番号

電話番号

ブログブログ
  • HOME
  • ブログ
  • 情報を、目から派にも、耳から派にも。~UDLを読んでみた。(3)

新しい記事

情報を、目から派にも、耳から派にも。~UDLを読んでみた。(3)

先日、女3人(2人は既婚者)で、話題の「はとバス」に乗って、ちょっとした「夜の遠足」を楽しんでまいりました。

女性限定の人気コースは、その名も「シンデレラナイト」。テレビ等で超有名(らしい)クラブで夢心地の1時間をお過ごしくださいなどという甘言で乗せられたわけですが、

私にしてみれば、イケメンホスト(?)に会えるドキドキなどよりも、思いっきり自分の生活圏である新宿の街を、あの黄色い旗を振るガイドのお姉さんの後をぞろぞろ連なって歩くことの方がよっぽどドキドキしました。(「知り合いに会いませんように!」と、ひたすら祈り続けた・・・)

その前に、コースの第一ポイントが、六本木ヒルズ内超高級ホテルでの夕食(食事代はコース料金に含まれている)。

エビ、サーモンの前菜をつつきながら

「てことは、メインはお肉かなぁ?」と、同行の友人たちに言ったら

「お魚だって、さっきガイドさん言ってたじゃん」。

・・・・そんな話、してたっけ? 首をかしげる私。 

それだけならまだしも、集合時間も、集合場所も、確かにガイドさんに念押しされたのに、全く頭に入っていない。

一方、コースのメニューも、道中の案内も、きちんと聞いて覚えているS子は英語が得意。

そんな彼女は聴覚情報に強く、私は弱い。

私は、地図と案内表示を見て動く、視覚情報派。

人は、それぞれ、得意とする情報入力が異なるのですよね。

+++++++++++++++

学びのユニバーサルデザインUDLの3原則(©CAST)をちょっと読んでみる連載、

今日は原則1 「多様な提示方法を用いる」 の

ガイドライン1 

「認知方法の選択肢を用意する」(金子訳 原文はUDL(©CAST) のサイトでお確かめください。) 

つまり、情報を、視覚的にも、聴覚的にも、示してしてください、ということです。

そして、

目からの情報に弱い子(視覚認知、視覚的な記憶、視覚的な注意選択が苦手)への配慮、耳からの情報に弱い子(聴覚認知、聴覚的な記憶、聴覚的な注意選択が苦手)への配慮もしてあげてね、と。

ある生徒さんは、今年になって宿題や持ち物を把握するのにとても困っていました。担任の先生が、連絡事項を毎週まとめてプリントで配るという方式をとっているそうなのですが、彼はそのプリントの1週間分の情報の、どこに書いてあることが、今日必要なことなのかを、理解できなかったようなのです。

それで、忘れ物をするし、宿題もできない。先生に「プリントにちゃんと書いてあるのに、見ていない」と非難される。

私が、「ガイドさんがちゃんと言ったのに、聞いていない」のと同じように。

見ていないのではなく、聞いていないのではなく、

そこから必要な情報を取り出し、記憶することに、失敗しているのです。

それは、誰にでもあることで、

もし、あなたにできたからといって、必ずしも、他の人が全員同じようにできるとはかぎりません。人の得意不得意は、一人ひとり違うのですから。

たとえば

教科書やプリントに書いてあることを、口頭でも説明する。

口頭で説明したことが、教科書やプリントのどこに示されているかを伝える。

そんな当たり前のことを、知らず知らず手抜きしていることはないでしょうか?

もしくは、やっているつもりでも、「伝わるように」伝えていない、ということはないでしょうか?

目からも耳からも伝わるように。・・・・に、なっているかどうかの点検を

学びのユニバーサルデザイン“はじめの一歩”にしてみませんか?

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

で、枕に戻って、ホストクラブはどんなもんだったって? 一見の価値はあったかもしれませんが、人見知りする私には、なかなか苦痛な1時間でした。二度と足を踏み入れることはないでしょう。

「愛のクリック」お待ちしています♪

↓↓↓

★この記事を面白いと思った方、当ブログを応援してくださる方は、

にほんブログ村 教育ブログへ本日も1クリックをよろしくお願いします。

【にほんブログ村 教育ブログ】へリンクし、人気ランキングの1票となります。

*当ブログ上の情報およびコンテンツの著作権は全て筆者に帰属します。
*トラックバックは歓迎♪

アーカイブ

アンダンテ西荻教育研究所・アンダンテプリモ