本紹介「脳科学と発達障害」|アンダンテ西荻教育研究所・アンダンテプリモ

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本紹介「脳科学と発達障害」

今月はいつもより

先生が明日からできること。 先生が明日からできること。
価格:¥ 1,050(税込)
発売日:2007-03

が売れているようです。

このサイト経由の購入者の数で見る限りなんですが、今月に入ってからだけで、通常期の3ヶ月分ぐらいの冊数が注文されています。

ちょっぴり、うれしびっくり。新学期、新しい先生との出会い、子どもとの出会いの中で、このサイトや本と出会ってくださっている方がいるのかなぁと想像しています。読んでくださった皆様、あらためてお礼申し上げます。ありがとうございます。

さて、今日は自分の本の宣伝ではなく(と言いつつ、してるけど)、いま読んでいる本のご紹介です。

こちら↓

脳科学と発達障害―ここまでわかったそのメカニズム (シリーズCura) 脳科学と発達障害―ここまでわかったそのメカニズム (シリーズCura)
価格:¥ 1,260(税込)
発売日:2007-12

私、読書のスピードが遅くって、ましてシナプスだのニューロンだのといった言葉が頻発するような本、相当覚悟しなきゃ手に取れないもので、ずいぶん前に買ったものの、ずっと「積ん読」状態になっていたのです。ところが、この週末に読み始めてみたら、スイスイ読めちゃって、また「専門書」としても「読み物」としても面白くて・・・・・。「医学を専攻したが文科系の頭」と自身を称されている筆者、榊原洋一先生の丁寧な解説が、「脳科学」のド素人にも興味深くやさしく読める理由なのでしょうね。

以前にご紹介した

発達障害をもっと知る本―「生きにくさ」から「その人らしさ」に
価格:¥ 1,995(税込)
発売日:2007-10

が、「発達とは何か」という観点からスタートして発達障害を説明していたのに対し、こちら「脳科学と~」は、脳についての研究がどのように発展してきたかという歴史的経緯から、現在わかっている「発達障害」について説明されています。

いずれも「小児神経科医」の先生方による著作なわけですが、私がこうした切り口の本に最近すごくひかれ、また、ほかの人にも薦めたいと思う理由は、やっぱり、「発達障害は脳の機能障害」という原点をちゃんと見つめるべきだと感じているからです。

自閉症は、育て方や環境のせいでなるんじゃない。LDは怠けていたりやる気がないから勉強ができないんじゃない。・・・・知識として頭ではわかっていても、教育や心理の人間は、言葉や態度や行動から「気持ち」とか「心」とかいう捉えどころのないものを捉えるしか手立てがなく、ときに誤解や解釈のズレ、思い込みをしてしまうこともあります。
でも、脳の画像で例えば「自閉症の脳」「ADHDの脳」「ディスレキシアの脳」が、どこがどんなふうにうまく働いていないのかを「見る」ことができる時代が来ているんですね。

まだまだ未解明な部分が多いとはいえ、「科学的根拠」、裏付けをきちんと持った上で、子どもに教えたり、親御さんの相談に乗ったりすることって、大事じゃないかなと思います。

というわけで、おすすめです。私が読めるくらいですから、文系の先生方にも絶対読めると思いますよ。

(アマゾンでご購入の方は、本のタイトルをクリックするとリンクします。)

日曜日、またひとつ歳を取りました。誕生日が来たことよりも、原宿駅でチラシ配りのお兄さんに手を引っ込められたことの方が、年齢を実感しました。もらえなかったチラシの中身が気になってしかたない私です。全然関係ないですが、応援クリックいただけると元気になります。

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