ああ、Dr.メル・レビーン・・・・!(涙)|アンダンテ西荻教育研究所・アンダンテプリモ

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ああ、Dr.メル・レビーン・・・・!(涙)

長い読者の方はご存知のように、私は以前からこのブログでも、

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を推薦し、また、学習支援シリーズでも、メル・レビーン博士による脳機能の分類を土台にお話を進めてきました。

レビーン博士の考え方に、とても共感するものがあるからです。

昨年から度々ニューヨークに取材に行っているのも、レビーン博士の立ち上げたNPOの活動や、そこが提供する教員研修プログラムの内容についてもっと知って、日本に紹介したかったからです。(来月も行く予定)

それに、もうひとつ私の今年の大目標に位置づけていたのが、レビーン博士の別の著作を翻訳出版すること。
この無謀な企画を、いくつか出版社をあたったり、レビーン博士直々に「私に訳させてほしい」とメールを出して承諾を得たり、なんだかんだと半年以上かけて温めていました。いよいよ、某出版社が「ぜひ、出したい」と言ってくれて、具体的な打ち合わせに入った、その矢先。

国際電話で、知らせが。

「いま、メル・レビーンがすごい問題になってるんだけど、知ってる?」

あろうことか、

20年以上前の、Drメル・レビーンがボストン子ども病院勤務時代に彼の患者だった男性(当時は子ども)が、児童性的虐待を受けたと、レビーン博士と病院を訴える民事訴訟を起こした、というニュースが、各新聞テレビで大きく報道されているではないですか。

なんですとぉぉぉぉ?!

報道によると、少なくとも7人の元少年が名を連ね、治療中に性的虐待を受けたと述べているとのこと。レビーン博士の弁護士は、「彼は全面的に否定している。このような訴えを起こした動機は何か?」とコメントし、また、ボストン子ども病院は、「レビーン博士の在職中、彼に関する苦情は患者からもその親からも一切もなかった。病院のスタッフは、虐待を見抜く専門家。もし治療中にそのようなことがあったなら、気づくはず」との内容のコメントを発表。

全面対決かぁ。

不謹慎とは知りつつ、まだ他の犯罪ならマシだったのに、と思ってしまいました。痴話げんかのもつれの殺人でも、銀行強盗でも・・・・。よりによって子ども専門の大病院で、全米的に著名な小児科医が、子どもに性的虐待だなんてスキャンダル中のスキャンダル、致命的すぎる・・・・!

今でも、「目が覚めたら悪い夢だった」なんてことはないだろうか?と、信じられない思いでいっぱいです。できることなら、訴えはでたらめで、レビーン博士は無実であってほしいと願うばかりですが、こんな3次情報、4次情報をもとに、私が真偽を判断できるはずもありません。法廷で白黒はっきりするのを待つしかないのですが、間違いなく時間がかかることでしょう。

このタイミングで、メル・レビーンの本など出せるわけがなく、もちろん企画は白紙に。また、近々掲載予定だったニューヨークの報告記事も手直ししなきゃいけなくなるし。
そんなこんなで、動揺しつつ対応に追われた先週でした。

翻訳したかった本が良書であることは確信を持っていて、訳す人間として我こそ適任という自負もありました。だから、言葉で言い表せないほど残念です。
そして、彼の著書を引用や参考文献として取り上げたり、彼の功績や提言を紹介することは、今後もあると思います。でもそのたびに、複雑な気持ちになるのは間違いありません。

そんなこんなで、先週はかなりへこんでいた私。元気づけのクリックをいただけると、嬉しいです。

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