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「吉○家」で「並。ご飯少なめで」と注文したら・・・・

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約束は守りましょう。どっかの大臣とは違いますので。

それでは、今日はテキストの12ページをご覧ください。

(テキストをまだお持ちでない方は、こちら→

先生が明日からできること。 先生が明日からできること。
価格:¥ 1,050(税込)
発売日:2007-03

このブログの昨年の記事の主なものをまとめたこの本ですが、トップにもってきたのがこの記事でしたね。

【ジャ○ニカ学習帳に固執しない。】

ブログ上ではもう読めませんので、簡単におさらいしておきます。みんなが同じ規格のノートを使わなくたっていいじゃないか。大きなマスのノートが書きやすい子もいれば、白紙の「自由帳」がいい子もいる・・・・・と、先日の書字運動機能の話題にも通じるんですが、要するに、その子その子にあった方法を提案してほしい、という話でした。

この本をお読みになった上でか、それとも偶然かは分からないのですが、先日ある先生(管理職)に、こう質問されました。

「一人に違うノートを認めたら、全員に認めなければならなくなるんですよ。それでも、その子には違うノートを認めるべきだと思われますか? つまり、そこまでする必要があるのか、というか・・・・」

・・・・・・?

今どきのおばか系アイドルなら、「なにそれ、意味わかんない」の一言ですむところなんでしょうが、私は間違ってもそこでそんな台詞が許されるわけはなく、もー必死で頭を回転させます。

「ええ、他の子にもニーズがあれば、それぞれに認めてあげていいんじゃないでしょうか」と、私。

「極端な話、全員それぞれにニーズがあれば、クラス全員違うノートでもいいと?」と、その管理職先生。

「はい」と、うなずきながら私、動悸が速まってきます。ドキドキドキドキ・・・・・私、何か触っちゃいけないスイッチ押したかも????

管理職先生、ちょっと唸ったかと思うと、論点を少しずらしてきました。

「ノートはちょっと例えが適切じゃなかったかもしれません。言いたいのは、学年相応に求められるルールというものがあるのですが、多少我慢してでもルールを守らせるよう指導することと、特別支援の観点からルールを守らなくてもよしとすることと、どちらが優先されるべきだと思われますか?」

あ、なるほど。そういう話だったのですね。。。

学校の外部にいる人間が、学校の先生と話をしていると、時々こういう「話が噛み合わない感」を覚えることがあります。「先生の常識は世間の非常識」なんていう言葉も聞きますが(私が言ったんじゃないですからね!)、私は、学校という場所は異文化なんだと思うようにしています。・・・・・あ、いや、見下してるんじゃなくて、ですよ。多くの国を旅した経験から、「自分の常識と相手の常識は違う」ことが身に染みているんです。だから、発達障害の子と向き合うときも、学校の先生と話し合いをするときにも、どんなときでも、まずは相手の文化を知ること、やり方や常識、価値観が違うことを前提に関係作りを始めるよう心がけています。

私とのやりとりが、その管理職先生にどう受けとめられたかは、わかりません。これを機に、新たな視点を持っていただいたり、いい関係を築いていければ嬉しいですが、「あいつは学校の立場をわかっていない」と思われていればそれまでです。

その日の帰り、吉○家で牛丼を食べました。(ひとり牛丼へっちゃら派)

「並、ご飯軽めにしてください」と注文すると、カウンターのお姉さん「かしこまりました!」

出てきた「ご飯少なめの牛丼(並)」を食べながら、思いました。

これが特別支援なんだよなぁ、と。

外食産業が提供する「ご飯」の量は、おそらく男性の平均量を目安にしているはずです。私が食べるには、ちょっと多すぎるのです。だから私は、外食するときはどこでも、「ご飯少なめで」とか「麺少なめにしてください」と注文しています。そう言って断られることは、まずありません。「30人の子どもを相手にしているのだから、一人のために特別なことはできない」という先生は、最近はずいぶん減りましたが、吉○家が「ご飯少なめで」「一人だけ特別なことはできません」「つゆだくで」「そんな不公平なことはできません」なんていうことは、ありえない。。。

うちの近所のラーメン屋、つけめんが美味しいのだけど私にはちょっと味が濃い。で、いつも「麺少なめ、味薄めで」と頼んでますが、当然のように「かしこまりました」と答えてくれます。

かれこれ10年近く前、ロッテリアでハンバーガー・ポテト・ドリンクのセットがキャンペーンで割引だったので、セットで頼んで「ポテトいらないのでつけないでください」と言ったら、店員に「できません」と言われ喧嘩したことがありました。

あれは、若気の至り(笑) 喧嘩しても、解決にはなりません。

定食屋チェーンの「大戸屋」は、初めのころはご飯少なめにしても値段は同じでしたが、しばらくすると「少なめご飯」というのがメニューに入りました。職場の近くのとんこつラーメンの店も、ラーメンは「ミニ」サイズがあるのに、つけめんは「少なめ」にしてもらっても値段変わらずだったのですが、最近50円引きになりました。

つまり、ニーズがある人間は、それをみんなで地道に伝えていけば、いつか変えられるかもしれない。。。。

そのうち、吉○家もご飯少なめだと値段引いてくれるようになるかも。(もともと安いけど)

ココ壱のカレーは、あれだけご飯の量のバリエーションがあるんだし。

いやもちろん、客はわがまま言いたい放題でよろしい、と言うわけではありません。

吉○家の牛丼は午前11時から深夜0時までの提供なのに、明け方に「牛丼を出せ!」とわめくのは、まぁ「わがまま」の類でしょうし、みんなが安全に心地よく過ごすためのルールは、やっぱり我慢してもらわないと。

な~~~んのこっちゃ?

まぁ、とにかく、特別支援は「つゆだく」みたいなもんか、と。

ワケわからない落ちですが、メリークリスマス!

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