「キレイ」と「できた!」の共通点~個々の学び方を支えるために①|アンダンテ西荻教育研究所・アンダンテプリモ

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「キレイ」と「できた!」の共通点~個々の学び方を支えるために①

前回の記事(「学習なんて大事かぁ?」と言われて)に、たくさんのコメントをいただきました。

みなさんがコメントに書き込んでくださったこと、ひとつひとつが、私がこれから書きたいと思っていることにつながっているので、ぜひ他の方々にもお読みになっていただけるとうれしいです。→こちらからどうぞ。

もう私、これ以上書くことないんじゃないかなぁ・・・・という気もするのですが、そんなわけにもいかないので、話を続けたいと思います。

先日、メイクアップアーティストのスクールに通っている友人に頼まれ、モデルをやってきました。

メイクモデルなんていうと、雑誌に載るような、それなりの美人や若くてかわいい子がやるものなんじゃないだろうか・・・・。と、多少引け目を感じながら出かけたのですが、同じようにモデルとして集まってきていた人たちのなかには、40代半ば過ぎであろうかと思われる女性や、全体的にぽっちゃりとした漫画のキャラクターを思わせるような女の子がいて、私は内心ちょっぴりホッとしたのです。

そして、講師の先生の指導のもと、受講生のみなさんによる実習が行われました。

自分の顔は自分では見られないので、私はずっと、他のモデルさんたちをきょろきょろと横目で観察していたのですが、そこで魔法を見てしまいました。

40分余りのメイクを施した結果、「若い子の肌が羨ましいわぁ」などと恐縮していた先ほど女性は、凛と上品な女優さんのように、イモっぽかったポッチャリのあの女の子は、愛らしいお人形のように、また、他の方々も確実にキレイになっていました。何より、鏡に映る「キレイになった自分」が嬉しくて、みな表情がキラキラとしているのです。(もちろん私も、せっかくメイクをしてもらったのに、人と会う予定もなく真っ直ぐ家に帰るのが残念でならず、ケイタイで自分の顔を記念撮影してしまいました。)

お年寄りや病気の人に対するメイクセラピーの話を聞いたことがあります。「キレイになった自分」を見ることで、自信を取り戻し、生きる力がわいてくる・・・・なるほど、メイクの力って、すごいんだぁ!と、うなずけました。

実は誰より私自身、20代の頃までは、化粧もしたりしなかったりで、かなり無頓着だったのです。というのも、今より10キロ近く太っていたので、洋服にしても「似合う似合わない」ではなく「入るか入らないか」で買っていましたし、「キレイ」とか「カワイイ」という形容詞は、自分には縁がないものだと思っていました。化粧品屋のお姉さんが商品を勧めるためにメイクをしてくれることがあるのですが、ちっとも「キレイになった」という実感がわかず、むしろ「やっぱり、ブスは化粧をしてもブスなんだなぁ」と落ち込むことのほうが多かった・・・・あれは、何故なんだろう?と考えると、もしかしてこの講師の先生って、すごいんじゃないだろうか?

「キレイ」になったら、人と会いたくなったり洋服を買いたくなったりする・・・・女性にとっての「キレイ」になることと、子どもが「わかった!」「できた!」の体験をすることは、とても似ています。とくに、それまで自信がなかったり「どうせ自分は」と思っていたりしたなら、その効果はなおさら大きい。

私の仕事と、メイクの先生のお仕事が、思わぬ共通点で結びつきました。

そこで仕事熱心な私は、2度目のメイク実習の時、こんどは講師の先生がどのように教えているか、じ~っと観察してみることにしたのです。

化粧品屋のお姉さんがやってくれたメイクと、プロの先生が教えるメイクは、何が違うんだろう・・・・?と。

(続きは次回に)

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