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見るのはココよ(1)~プロローグ~

先生方の研修に講師として呼んでいただいたときなど、自閉症やアスペルガー症候群の子どもたちの「見え方・聞こえ方」を理解してもらうために、あるビデオ映像をお見せしています。

それは、私が北京動物園にパンダを観にいったときに撮影したもので、

1.私は中国語がほとんどわからない。 

2.私がそのデジタルビデオカメラを買って初めて撮った映像で、操作に慣れておらず、へたくそ。

という条件の下、「自閉症の人の困り具合」を体感できる貴重な映像となっております(?!)

~映像の内容~

休日の動物園とあって込み合っているうえ、周りは意味を解せぬ外国語のため、声は「言語」としてではなく「音」としてしか聞こえません。唯一友人の声(日本語)だけが頼りなのですが、マイクを通すと全ての音を拾ってしまうので、ざわざわガヤガヤ非常にうるさく耳障り。自然と、漢字の案内表示や、万国共通のマーク、何度も見たことのあるロゴ、キャラクターなどに目がいき、異様に親しみと安心感を覚えます。(視覚情報のありがたみと、看板やロゴを好む自閉っ子の気持ちがわかる・・・)

友人が「あっ、パンダいたよー!」と離れたところで呼ぶのですが、ビデオカメラをうまく扱えない私は、なかなかそのパンダをキャッチできない。人々の頭や、笹の葉っぱなど、まるで関係ないものを捕らえてしまう映像。やっとパンダを視界にキャッチしたかと思いきや、今度はうまくフォーカスできない。拡大しすぎて、白と黒の毛のふさふさを映すものの、それがパンダの背中なのかお腹なのかさえ区別できない・・・・。

というような感じで、全然「自閉症」と関係ない映像なので、初めはキョトンとされます。

今日、この映像の話を持ち出したのは、彼らの「どこを見たらいいのかわからなくなる」「適度な範囲に視界を切り取れない(見る範囲が狭すぎたりする)」といった困難さを前提に、どんな配慮をしたらいいのか考えてみたかったのですが、本日時間切れ。続きはまた次回ということにいたします。

(明日書くつもりですが、出張を控えているため、ひょっとすると来週になるかも。その際はご了承ください)

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