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「周りを困らせることをわざとする」子には…:苦手をHELP!大作戦⑧

幼児さんにはよくある、小学校低学年でも時々見かけるケースですが、「周りをちょっと困らせることをわざとする」というのにハマってしまうお子さんはよく見かけます。たとえば、指導中に机に乗る、教室の電気をわざと消す、ホワイトボードに書いてある文字を消すなど。不意を突かれるとつい、大人も「あっ!」とか「こら!」と大きな声で反応してしまいがちですし、他の子どもたちも驚いたり、笑ったり、怒ったり、騒いだりします。こうした相手や周りの大きな反応が、当の子どもにとっては、<自分のとった行動が「注目され」「大きな反応が返ってきた」>という結果になり、それが脳に「嬉しい・楽しい・面白い・満たされた」経験としてインプットされます。だから、次もまたやろうとします。同じ反応が繰り返されるほど、ますますやりたくなってしまいますよね。

だから、逆の対応が必要になります。そういう行動に「注目しない」「大きな反応をしない」。これに尽きます。視野に入れつつなるべく目を合わせないようにしてやり過ごしましょう。どうしても止めなければならない危険な行為(例えば高いところに上る)であれば、小さな声で淡々と、「危ないです。おりましょう」と繰り返して、待つ(あるいは誘導する)。そして自分からやめられたら、「やめて偉かったね」と笑顔で伝えます。

これは根比べ。根負けして最終的に先に述べたような「大きな反応」をしてしまうと、お子さんは「しつこくやれば反応してくれた」とインプットされてしまいます。無意識そういうパターンに陥ることはあるあるですので、気を付けてくださいね。

 

ただし園児や級友が周りにたくさんいる状況では、かなり難易度が上がりますので、こちらはプロの仕事。

そこで、この先は先生向けのお話です。

理想は支援員などがその子ついて、さりげなく「未遂」で終わらせることです。日頃から本児の行動パターンをよく観察し、不適切な行動が出そうになったところで制止し、望ましい行動の方に誘導します。やってしまってから制止すると逆効果なので、タイミングが重要ですね。また、あまり露骨にやりすぎると、その子に嫌われ信頼関係が築けないので注意が必要です。

同時に集団(クラス)を育てることも重要になってきます。ひとりの子から望ましくない行動が出てしまった時に、周りの子たちが騒いだり真似したりすることなく、本来いま取り組むべきことに集中できるクラスだと対応が楽になります。この時、「その子は悪い子だ」「無視しなさい」というのはもちろんNGです。先生の言葉がそのまま他児たちからその子への評価になってしまう危険性があります。そうではなく、適切な行動をとれている子を褒める、それを真似した別の子もどんどん褒める・・・の作戦で、モデル行動を増殖させていきます。そして当該児が同じ行動が取れた時にも当然たっぷり褒める! 一朝一夕ではうまくいかないかもしれませんが、意識的(計画的)に適切なパターンで関わっていくことで、必ず変化は見えてくるはずです。

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